まばたきで縫ったシュシュ / エイブリィ製作所様を訪問
先日、社会福祉法人大阪重症心身障害児者を支える会のエイブリィ製作所様をお訪ねしました。
アダプティブファッションショーでの出会いをきっかけに、利用者様の活動現場見学とお話を伺いするためにお邪魔したのです。
ご挨拶の時、利用者様がタブレットを操作されると「こんにちは!」と声が聞こえて、私の名前まで呼んでくださる歓迎のお言葉がありました。嬉しいサプライズに文字通りびっくりでした。
職員様、利用者様のお二人から素敵なロゴのお名刺を頂戴して、活動するお部屋へ…。
縫製作業場では、利用者様のまばたきが原動力になるミシンがありました。利用者様が一回まばたきすると ひと針縫える仕組みです。その日の利用者様が私の目の前でぱちぱちとまばたきをして、ひと針ひと針ミシンで縫う様子を披露してくださいました。その方のぱっちりした瞳と長いまつ毛がとても印象的で、今回の訪問で最も詳しく見学させていただいた場面でもあります。私へのサービスなのか、いつもよりたくさんまばたきしてくださったそうです。ありがとうございます!
完成すると写真のようなシュシュができあがります。
その他には、自助具付き筆で絵を描きカレンダー作成など、クリエイティブな場面を見学、また、ファッションショーでモデルをしていた方とも再会してとても嬉しかったです。皆さま笑顔で迎えてくださりありがとうございました。
※当日、私が手に持っていたエコバックもアダプティブファッションショーの時に購入した
エイブリィ製作所様のアーティストによる作品です。お気に入りです。
あの時「まばたきで縫ったシュシュ」が、どんな仕上がりになったか気にもなりますが、
きっと誰かの髪でその人の一歩一歩をぱちぱちと応援しているだろうと私は思っています。
エイブリィ製作所様には、お忙しいところご対応頂いて感謝しています。ありがとうございました。


写真に写っているのは職員様


綿のバッグ